・マスクをするとメガネが曇って前が見えない
・曇り止めを使っても効果が続かない
このようなお悩みはありませんか。
マスクでメガネが曇るのは、温かい息が冷たいレンズに触れて起こる「結露」が原因です。
マスクの付け方を工夫したり、曇り止めグッズを活用したりすれば、曇りを軽減できます。
そこでこの記事では、マスクとメガネを快適に使いたい方へ向けて、曇る原因や効果的な対策を解説します。
おすすめグッズや耳の痛み対策も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
マスクをするとメガネが曇る原因とは?
マスクとメガネを一緒に使うと、レンズが白く曇って視界が悪くなる経験は多くの方が持っているはずです。
メガネが曇る主な原因は「結露」 で、温かい息が冷たいレンズに触れて水滴が発生する現象によるものです。
マスクをすると曇りやすくなる理由には、以下の3つがあります。
- 結露がメガネの曇りを引き起こす仕組み
- マスクと顔の隙間から息が漏れる
- 冬や梅雨など季節によって曇りやすい理由
原因を正しく理解すれば、効果的な対策につながります。
結露がメガネの曇りを引き起こす仕組み
メガネの曇りは、温かい息に含まれる水蒸気が冷たいレンズに触れて水滴に変わる「結露」が原因 です。
冷たいグラスに水滴がつく現象と同じ仕組みで、レンズの表面に無数の細かい水滴が発生します。
レンズについた水滴は一粒一粒が光を乱反射させるため、視界が白くぼやけて見えにくくなります。
水滴は表面積が小さいため蒸発しにくく、一度曇ると長時間そのままになりやすいのも特徴です。
また、レンズに皮脂やホコリなどの汚れが付着していると、汚れを核として水滴がつきやすくなります。
日頃からレンズを清潔に保っておくと、曇りの発生を抑える効果が期待できるでしょう。
マスクと顔の隙間から息が漏れる
マスクは鼻や口を覆っていても、完全には密閉できないため、上部や左右にわずかな隙間が生じます。
呼吸をするたびに温かい息がマスクの上部から漏れ出し、すぐ近くにあるメガネのレンズに直接当たってしまいます。
とくに鼻の横あたりは隙間ができやすく、ここから漏れた息がレンズに当たって曇りが発生しやすくなります。
マスクのサイズが顔に合っていない場合は隙間がさらに大きくなり、曇りも強くなる傾向です。
息漏れを防ぐには、ノーズワイヤーを鼻の形にしっかりフィットさせて隙間を減らす のが基本的な対策となります。
マスクと顔の間に隙間をつくらないよう意識すれば、曇りをある程度抑えられるでしょう。
冬や梅雨など季節によって曇りやすい理由
冬場は外気が冷たくレンズも冷えているため、温かい息との温度差が大きくなり結露が発生しやすくなります。
屋外から暖房の効いた室内に入ったときや、冷たい外気の中でマスクをしたときに曇りやすいのはそのためです。
一方で、夏場でも冷房の効いた室内でレンズが冷え、そこにマスクから漏れた温かい息が当たると曇る場合があります。
また、梅雨や台風シーズンなど湿度が高いときは、温度差が小さくても結露が起こりやすい 傾向にあります。
湿度が高いと空気中に含まれる水蒸気が多くなり、わずかな温度差でも水滴が発生しやすくなる仕組みです。
つまり、メガネの曇りは冬だけでなく一年を通して起こりうる問題といえます。
マスクでメガネが曇らない方法【マスク編】
メガネの曇りを防ぐには、まずマスク側で対策するのが手軽でおすすめです。
マスクと顔の隙間から息が漏れないようにする工夫が基本 となります。
マスク側でできる曇り対策は以下の5つです。
- マスクの上部を内側に折り曲げる
- マスクの内側にティッシュを挟む
- ノーズワイヤーを鼻の形にフィットさせる
- 立体型やノーズパッド付きマスクを使用する
- 顔に合ったサイズのマスクを選ぶ
マスクを折り曲げるだけの方法もあるので、曇りが気になったらまず試してみてください。
マスクの上部を内側に折り曲げる
マスクの上部を約1cm内側に折り曲げるだけで、息漏れを減らしてメガネの曇りを軽減できます。
折り曲げた部分がクッションの役割を果たし、鼻周りのフィット感が向上して隙間が埋まる仕組みです。
この方法は警視庁の災害対策課も紹介しており、今すぐ実践できる手軽さが魅力といえます。
とくに不織布マスクは素材がしっかりしているため、折り曲げやすく効果も得られやすい傾向があります。
ただし、折り曲げるとマスクのサイズが少し小さくなるため、やや大きめのマスクを使うと調整しやすくなるでしょう。
内側だけでなく外側に折り曲げても同様の効果がある ので、つけ心地のよい方を選んでみてください。
マスクの内側にティッシュを挟む
マスクの内側上部に四つ折りにしたティッシュを挟むと、息を吸収して曇りを防げます。
ティッシュがマスクと鼻の間の隙間を埋める役割も果たすため、息漏れ対策としても効果的です。
こちらも警視庁が推奨している方法で、ティッシュさえあればどこでも手軽に実践できます。
ティッシュをマスクの幅に合わせて折れば外から見ても違和感がなく、見た目も自然 に仕上がります。
ティッシュが湿ってきたら交換すればよいので、衛生面でも安心して使えるでしょう。
花粉症の季節や風邪をひいたときなど、マスクを長時間つける場面でとくに役立つ方法です。
ノーズワイヤーを鼻の形にフィットさせる
マスク上部のノーズワイヤーを鼻の形に沿って波形に折り曲げると、隙間が減って曇りにくくなります。
ワイヤーを鼻筋に合わせてしっかり押さえるだけでフィット感が高まり、息漏れを防げる仕組みです。
ポイントは、ワイヤーをM字型やW字型に曲げて鼻の凹凸に密着させる点にあります。
単にまっすぐ押さえるよりも、波形に曲げたほうがマスクと顔の密着度が上がるでしょう。
この方法は不織布マスクなどワイヤー入りのマスクで有効ですが、布マスクやワイヤーがないタイプでは使えません。
購入するときは、しっかりしたノーズワイヤーが入っているマスクを選ぶと曇り対策がしやすくなります。
立体型やノーズパッド付きマスクを使用する
立体型マスクは顔にフィットする設計のため、プリーツタイプに比べて息漏れが少なく曇りにくいのが特徴 です。
鼻や頬の形に沿って密着するため、特別な工夫をしなくても曇り対策ができて便利といえます。
また、ノーズパッド付きマスクは鼻周りの隙間を埋めるクッションがついており、より高い密着性が得られます。
眼鏡専門メーカーからも「メガネが曇りにくいマスク」として、息漏れ防止シート付きの商品が販売されています。
布製の立体型マスクはつけ心地もやわらかく、長時間使用してもストレスを感じにくい のがメリットです。
感染対策を重視したい場合は、不織布マスクとの重ね付けも効果的な方法でしょう。
顔に合ったサイズのマスクを選ぶ
マスクのサイズが顔に合っていないと隙間ができやすく、息漏れによる曇りの原因になります。
大きすぎると上部から息が漏れ、小さすぎると鼻や頬とマスクの間に隙間が生じてしまうためです。
自分に合ったサイズを調べるには、耳の付け根から鼻の付け根の1cm下までの長さを測る方法が便利です。
測った長さが10.5〜12cmなら小さめサイズ、12〜14.5cmならふつうサイズ、14cm以上なら大きめサイズが目安となります。
ジャストサイズのマスクを選べば息漏れが軽減されるだけでなく、花粉やウイルス対策としても効果的 です。
家族で同じサイズのマスクを共用している場合は、一度それぞれのサイズを確認してみてください。
マスクでメガネが曇らない方法【メガネ編】
マスク側の対策だけでなく、メガネ側にも曇り対策をするとより効果的に曇りを防げます。
とくにレンズに直接対策を施す方法は、マスクをつけるたびに工夫する手間が省けるのがメリットです。
メガネ側でできる曇り対策は以下の3つです。
- 曇り止めスプレーやジェルを使う
- 曇り止めコーティングレンズに変える
- レンズの汚れをこまめに拭き取る
一度対策しておけば長期間効果が続くものもあるので、曇りに悩んでいる方はぜひ検討してみてください。
曇り止めスプレーやジェルを使う
曇り止めスプレーやジェルをレンズに塗布すると、水滴の発生を抑えて曇りを防げます。
界面活性剤(水と油をなじませる成分)などがレンズ表面に膜をつくり、水滴を薄く広げて光の乱反射を抑える仕組みです。
曇り止めグッズには主にスプレータイプ、ジェルタイプ、クロスタイプの3種類があります。
スプレータイプは約1日程度、ジェルタイプは約2〜3日程度、効果が持続する 製品が多い傾向です(使用環境により異なります)。
強力タイプのジェルには24時間以上効果が続くものもあり、塗り直しの手間を減らしたい方に向いています。
クロスタイプは拭くだけで使えて持ち運びにも便利なので、外出先でサッとケアしたいときにおすすめです。
使用する際は、レンズの汚れを事前に水で洗い流してから塗布すると効果が高まります。
汚れがついたまま使うとレンズを傷つける恐れがあるため、先に汚れを落としておくのがポイントです。
曇り止めコーティングレンズに変える
曇り止め加工が施されたレンズを使えば、マスクをしても曇りにくい状態を維持できます。
レンズ表面に特殊なコーティングを施して、結露による曇りを抑える仕組みです。
曇り止めレンズには2種類あり、水滴を薄い膜状に広げるタイプと、水分を吸収して蒸発させるタイプがあります。
水分を吸収するタイプはメンテナンスがほぼ不要で、普段どおりメガネ拭きで拭くだけで効果が持続するのが特徴です。
曇り止めレンズの効果は約1〜2年持続する ため、毎回グッズを塗る手間が省けて便利といえます。
当店でも取り扱っており、追加料金で加工が可能です。
私はマスクシーズン(主に冬)は、このレンズしか使っていません!便利すぎます。
注意点として、曇り止め加工レンズに市販の曇り止めを使用すると、コーティングが剥がれる場合があります。
取り扱い方法やお手入れ方法については、お渡し時にご説明させていただきます。
レンズの汚れをこまめに拭き取る
レンズに皮脂やホコリが付着していると、汚れを核として水滴がつきやすくなり曇りやすくなります。
普段からレンズを清潔に保つのが、実は基本的な曇り対策として有効です。
レンズを拭くときは、専用のメガネ拭きやクリーナーを使うとレンズを傷つけずにきれいにできます。
ティッシュや衣服で拭くと細かい繊維やホコリでレンズが傷つく場合があるため、避けたほうが無難でしょう。
曇り止めグッズを使用したあとは、マイクロファイバーなどの極細繊維でできたクロスで拭くと曇り止め成分まで拭き取ってしまう 場合があります。
曇り止めを塗布したレンズは、ティッシュや柔らかい布で軽く拭く程度にとどめると効果が長持ちします。
眼鏡作成技能士の立場からいうと、定期的にメガネ店でクリーニングを受けるのも曇り対策として効果的 です。
レンズだけでなくフレームや鼻パッドの汚れも一緒にきれいにでき、快適な状態を維持できます。
マスクをしてもメガネが曇りにくいおすすめグッズ
曇り対策をより手軽に行いたい場合は、専用のグッズを活用すると効果的 です。
マスク側とメガネ側、それぞれに対応したグッズがあるため、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
曇りにくいおすすめグッズについて、以下の2つを紹介します。
- 曇りにくいマスクの選び方とおすすめ商品
- メガネ用曇り止めグッズの種類と選び方
曇りにくいマスクの選び方とおすすめ商品
曇りにくいマスクを選ぶときは、鼻周りのフィット感を重視するのがポイント です。
ノーズパッドや息漏れ防止シートがついたマスクは、息が上部から漏れにくく設計されています。
マスクの形状としては、顔にフィットするプリーツ型か立体型がおすすめです。
プリーツ型はノーズフィッター(ワイヤー)で鼻の形に合わせて調整でき、立体型は形状自体が顔にフィットしやすくなっています。
マスクの素材についても確認しておくとよいでしょう。
不織布は花粉やウイルスのカット性能が高く、布やウレタンは通気性がよくフィット感に優れています。
メガネユーザー向けに開発された「メガネが曇りにくいマスク」は、メッシュの折り返しで呼気漏れを防ぐ仕様のものが多くあります。
価格は通常のマスクよりやや高めですが、曇りに悩んでいる方には試す価値があるでしょう。
メガネ用曇り止めグッズの種類と選び方
メガネ用の曇り止めグッズは、スプレー、ジェル、クロス・シートの3タイプに分けられます。
それぞれ使い勝手や効果の持続時間が異なるため、用途に合わせて選びましょう。
| タイプ | 特徴 | 持続時間の目安 |
|---|---|---|
| スプレー | ムラになりにくく扱いやすい | 約8時間〜1日程度 |
| ジェル | 持続力が高いが塗り方にコツがいる | 約2〜3日(24時間以上のものもあり) |
| クロス・シート | 拭くだけで手軽、持ち運びに便利 | 数時間〜半日程度 |
スプレータイプは初めて曇り止めを使う方にも扱いやすく、塗りムラが少ないのがメリット です。
ジェルタイプは持続力が高いため、一度塗れば長時間効果が続くのが魅力といえます。
ちなみに私のおすすめはジェルです!
クロスやシートタイプは持ち運びやすく、外出先でサッと使えるのが便利です。
注意点として、曇り止め加工レンズやミラー加工レンズには使用できない製品もあるため、購入前に確認してください。
マスクとメガネの併用で起こる悩みと対策
マスクとメガネを一緒に使うと、曇り以外にもさまざまな悩みが生じる場合があります。
メガネがずれやすくなったり、耳が痛くなったりするトラブル は多くの方が経験しているはずです。
マスクとメガネの併用で起こりやすい悩みと対策について、以下の2つを紹介します。
- マスクをするとメガネがずれる原因と対処法
- マスクとメガネで耳が痛いときの解消法
マスクをするとメガネがずれる原因と対処法
マスクとメガネを併用するとメガネがずれやすくなるのは、マスクがメガネのフレームと干渉するため です。
マスクの上部とメガネの鼻あてが同じ位置に重なり、お互いに押し合ってずれやすくなります。
また、マスクから漏れた息でレンズ付近が蒸れると、鼻あてが滑りやすくなってずれる原因にもなります。
メガネ自体のフィッティングが合っていない場合も、ずれやすさにつながるでしょう。
対策としては、メガネ店でフィッティングを調整してもらうのが根本的な解決方法 です。
テンプル(ツル)の角度や鼻パッドの位置を自分の顔に合わせて調整すると、マスクとの併用でもずれにくくなります。
応急処置としては、テンプルに装着するズレ防止グッズ「メガロック」などが便利です。
メガロックはテンプルの先端に取りつける小さなリングで、耳の後ろでメガネを固定してずれを防ぎます。
数百円程度で購入でき、スポーツ時や作業中のずれ防止にも活用できます。
マスクとメガネで耳が痛いときの解消法
マスクとメガネを同時につけると耳に二重の負担がかかり、痛みを感じやすくなります。
マスクのゴムとメガネのテンプルが同じ場所を圧迫し続けて、耳の付け根に痛みが出る仕組みです。
耳が痛くなりやすい原因として、マスクのゴムが短すぎたり硬すぎたりする場合が挙げられます。
また、メガネのテンプルが耳にフィットしていない場合も、圧迫感や痛みにつながるでしょう。
対策としては、幅広でやわらかい素材のゴムを使ったマスクを選ぶと耳への負担が減ります。
ゴムの幅が広いほど圧力が分散されるため、痛みを感じにくくなる仕組みです。
すぐにできる応急処置としては、マスクのゴムの位置を少しずらして同じ場所を圧迫し続けないようにする方法があります。
マスクバンドやクリップを使ってゴムを頭の後ろで留めれば、耳にかけずにマスクを固定できます。
100円ショップなどでも購入でき、長時間マスクをつける場面で役立ちます。
メガネ側の対策としては、テンプルにシリコン製のカバーを装着して耳へのクッションにする方法が効果的です。
根本的に解消したい場合は、メガネ店でフィッティングを調整してもらうのがおすすめです。
マスクとメガネの曇り対策まとめ
マスクをするとメガネが曇る原因は、温かい息が冷たいレンズに触れて起こる「結露」 です。
マスクと顔の隙間から息が漏れて曇りが発生するため、隙間を減らす工夫が基本的な対策となります。
マスク側の対策としては、上部を内側に折り曲げる、ティッシュを挟む、立体型マスクを使うなどの方法が効果的です。
メガネ側では、曇り止めスプレーやジェルの使用、曇り止めコーティングレンズへの交換、レンズをこまめに拭く方法で曇りを軽減できます。
マスクとメガネの両方から対策を行うと、より効果的に曇りを防げます。
まずはマスクの折り曲げから試し、それでも気になる場合は曇り止めグッズやレンズ加工を検討してみてください。
曇り対策に加えて、メガネのずれや耳の痛みが気になる場合は、メガネ店でフィッティングを調整してもらうと快適さが向上します。
メガネプラザDoでは曇り止めグッズの取り扱いやフィッティング調整も行っていますので、お気軽にご相談ください。
