年度が新しくなり、園や学校での身体測定や検診を終えてくるこの時期。
「あれ?視力表が見づらい!」
「眼科で再検査をお勧めします。」
・・・さて、どうしますか?
“できれば子供にメガネはかけさせたくはない。”
“そのうち視力が良くなるかもしれない。”
“掛けさせたいけど、子供用のメガネって高いからちょっと・・・。”
様々な理由で子供のメガネデビューを躊躇しているお父様お母様もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、子供のメガネの選び方とフレームやレンズを決める際のポイントについて詳しく紹介します。
子供の目を守り快適な生活を送るために、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
① 目が悪いと診断されたら、眼科専門医を受診しましょう
まず園や学校で目が悪いと診断された場合は、眼科専門医を受診しましょう。
眼科受診の目安となる視力は、0.7です。
あまり低くないと思われた方もいるかもしれませんが、幼少期の子供の視力は、「よく見える」という経験を繰り返しながら徐々に発達していきます。
この時期に、目に合わせて適切に補正されたメガネを装用することで、「よく見える」経験を積むことができます。
見えない状態のまま放置したり、合わないメガネを装用したりすることは、眼球の発達途上である子どもにとって望ましいことではありません。
適切なメガネは視力の発達を促すだけでなく、必要な視覚情報を取り入れる窓口となります。
たくさんのものに興味を持ち、たくさんのものを見て成長する大切な幼少期。
この時期に、眼科医の診断に基づく処方箋から確かな知識と技術のあるメガネ店で適正なメガネを購入されることをお勧めいたします。
②子供のメガネのフレーム選び
【サイズ】
子どもの成長は早いからと少し大きめのフレームを選ぶのは注意が必要です。
サイズが合っていないとメガネは下がってきます。
下がることによって度数も変化し、見えにくく、使いにくくなり、更にはお子様がメガネを嫌って、掛けなくなってしまう可能性もあります。
また、サイズの合ったメガネを掛けるということは、掛け具合の心地よさだけでなく、レンズの光学性能を発揮する上でも重要です。
光学性能を十分発揮できないと視野を狭めたり、度数の矯正効果に差異が生じたりする場合があります。
その結果、目に負担が掛かり、疲労につながることもあります。
【調整のしやすさ】
メガネのサイズが合っていても、子どもは大人に比べて鼻が低いためメガネはどうしてもズレやすくなります。
そのためフィッティングしやすいフレーム(クリングス付き)を選ぶことが大切です。
また、メガネ作製後に、掛け具合の調節や曲がり直し、歪み直しといったメンテナンスをしっかりと行っているメガネ店を選ぶことも重要です。
アフターフォローに力を入れているメガネ店であれば、基本無償でメンテナンスをしてくれます。
【丈夫で軽い】
子どもがメガネを破損させるリスクはかなり高いです。振り回す、ぶつける、踏む、投げる等々、、、。
また、フレームが重いと下がりやすく疲れるので、使いにくいものになってしまいます。
そこで子どものメガネは、特に丈夫で軽量でなくてはいけません。
フチなしタイプ(ツーポイント)やナイロン糸で固定するタイプ(ナイロール)は軽く見えてスタイリッシュですが、何かに当たった時などに破損・変形しやすいといった注意点があります。
おすすめは、フルリムタイプです。
フレームを選ぶ上で、デザインはもちろん大事ですが、お子様の安全を考えたメガネを作製することが最も大切なことです。
【お気に入りであること】
毎日装用するものですから、装用する本人が納得し、気に入って付けられるものでなくてはいけません。
“メガネを掛けたら、お友達に何か言われるのではないか”と心配されるご家族もいらっしゃるかもしれません。
今は、昔と比べると子ども用メガネでもデザイン性の高いものがたくさん取り揃えられています。
かわいい・かっこいい・お気に入りのデザインを選ぶことはとても大事です。
お洋服や大好きなおもちゃを選びに行くような気持ちで、素敵なメガネを選んでみてはいかがでしょうか。
③子供のメガネのレンズ選び
子ども用メガネの場合は、度数とお気に入りのフレーム、そして使用用途に合わせた最適なレンズ選びが必要になります。
様々な種類のレンズがございます。
ここではぜひ取り入れていただきたいおすすめポイントを2点お伝えいたします。
【防傷レンズ】
最近のメガネレンズのほとんどがプラスチック製です。
軽くて割れにくいのですが、子ども用の場合は特にキズに強いキズ防止コート付きがお勧めです。
【度数が強い場合は、できるだけ薄型に】
子ども用のレンズは、できるだけ厚みを抑えた方が適正です。
見た目はもちろんですが、厚いレンズは重さも出てきます。
フレーム選びの部分でも触れましたが、重いメガネはズレやすくなります。
近視の場合(凹レンズ)コバ厚4ミリ以内、遠視の場合(凸レンズ)は中心厚が薄くなる薄型加工を施すのが理想的です。
子どもの視力は短い期間でも変化します。
手間と感じるかもしれませんが、その時々に最も合った度数のメガネを掛けることは大切です。
もちろんメガネを作製するためには、予算がありますので、機能面の希望をしっかりと伝え、予算額に合った最適なメガネを作製するようメガネ店で相談してみてください。
子供のメガネ選びでお困りならメガネプラザDoへ
当店は古川中央眼科の推奨店となっており、弱視治療用メガネを始め、子供用メガネのフレームやレンズは多様に取り揃えております。
初めてのメガネや、新しいメガネ、どのようなメガネでも子供のご要望と負担を少しでも減らせるようなメガネ作製のお手伝いをさせていただきます。
しっかりとアフターサポートもしていきますので、メガネ作製をお考えの場合はぜひ当店へお越しくださいませ。